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『忙しき日常』

  1. メディアに出させてもらうようになって数年。

 

 

周りは確かに騒がしくなった。

 

 

街を歩けば声を掛けられ

現場に行けば、貴方はとっても凄い才能の持ち主だ!

絶世の色男だ!名言名言名言名言名言名言名言名言…etc

 

と持ち上げる。

 

 

だがしかしその言葉が甘美な協奏曲に聞こえるのかと聞かれたら答えはノーだ。

 

 

勿論褒められたら嬉しいし

自分の事を信じているし愛している。

 

 

 

褒め言葉を額面通りに受け取る

というのは自分のモットーでもある。

 

 

だがしかし少し昔にこんな出来事があった。

 

 

とある取材にて

自分の勉強不足であまり気の利いたアンサーが出来なかった事があったのだ。

 

 

我ながら恥ずかしい話である。あの日は本当に酷かった()

 

 

だが、その現場のスタッフ達は

取材中手を叩いて笑っていた。そして最高の取材だった!と。

 

 

あの時の乾いた笑いを俺は今でも忘れない。

 

 

あぁこれは

自分を客観視しておかないと大変なことになるな。

そう直感的に感じた。

 

 

 

明らかに褒められる内容ではない事を自分が1番知っていたからね。

 

 

 

今思えばいい体験だったのかもしれない。

 

 

 

その経験を経てからは

褒め言葉というものが甘美な協奏曲ではなく、耳を済ませば心なしか聞こえてくるBGM程度のものになった。意識しなければ何を流しているのか覚えていないぐらいの。

 

 

 

今この環境にて

 

 

尊大な態度をとっても

多少のミスをしても

待ち合わせに30分遅刻しても

 

 

きっと多くの人が笑顔で許してくれるだろう。

 

 

だからこそ

15分遅刻したら、

 

 

寒い中待たせたなと小言を言ってくれ

そして会計の時は

割り勘で支払いをしてくれる

等身大の自分としていつまでも見てくれる友人達はとても大切だ。

 

 

家族だってそう。

本当に頑張った時は心から褒めてくれて

少しでも浮き足だった発言をすれば

それは正しい発言ではない、と間違いを指摘してくれる。

 

 

 

自分を見失い、遭難しそうになった時の

コンパスの様な存在。

 

 

皮肉な事に

批判や指摘の声ではなく

褒め言葉が自分を地に足つけさせてくれた。

 

 

随分と矛盾しているが、まあそれもいいだろう。

 

 

あのスーザンボイルだって

夢敗れてを歌って、夢を掴んだワケだしね!

人生きっとそんなもんだ。

 

 

 

裸の王様ではなく、スーツを着た王様でいられるよう、今日も自分を客観視して地に足着けて生きていこうか。

 

 

ではでは

 

Catch you later!

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