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同窓会

山崎康晃という日本を代表する守護神。

 

世間からみたらドラフト1位で新人王を取り

順風満帆に見えるのかもしれない。

 

 

だが、クラスメイトとして3年間彼と過ごした俺は、彼が決して順風満帆ではなかった事を知っている。

 

むしろどちらかと言うと

辛い高校生活だっただろう。

 

 

まず最初に

彼はとにかく頭が悪かった(笑)

恐らくクラスで1番悪かったかもしれない。英語があまりにもできないので、いつも先生から怒られていた。

他の教科も赤点ばかりで課題に追われていた。

 

 

それから

当時かなり人間関係に悩んでいた。

 

 

先輩からは良く思われていなかったし

同級生に居た番長的な存在にも嫌われていた。

 

 

ちなみにその番長的な彼は

1年で145キロを投げ、当時の評価は康晃よりも格段に上だった。

 

 

そんな中で精神的にもキツかったのだろう。

彼は相当に病んでいるように見えた。野球部を辞めるらしいという噂も聞いた。

 

 

 

だが、俺は彼にはどうしても野球を続けて欲しかった。

 

 

彼の周りを明るくするキャラクターがとても好きだったし

言葉に出来ないスター性を感じていたからだ。

 

 

※売れたバンドを

「俺は昔からあいつは売れると思っていたんだ!」なんて言う人みたいな感じになっているけど、気にせず読んでくれ(笑)

 

 

なんと言っても

彼の身体能力は凄かった。

仮にも少し運動をかじっていた人間だ。どれだけ身体能力が高いかぐらい見れば分かる。

 

 

体育の時間に見た彼のアスリートとしての能力は別格だったのだ。

 

 

そんな事もあり

野球続けなよ、絶対に成功するからさ

 

と常に言い続けていた。

 

 

 

今考えたら

プロにもなれなかった俺が何を言っているんだ

という感じだし

人を励ます前に練習しろよって感じだけど。笑

 

 

 

 

結果彼は

逆境にも負けず野球を続け最後の甲子園は、いじめられていた番長を押しのけてエースナンバーを付けていた。

がしかし予選で大敗。引退しドラフトにも引っかからなかった。

 

 

片や俺は

知っての通りプロになれずに失意の中サッカーを辞めた。

 

 

お互い、立場は違えど

悔しい高校生活だった。

 

 

が、しかし

こうして大人になって、こうして会う事が出来ている。

それが本当に嬉しい。

 

 

彼は今でも言ってくれる。

あの時野球を続けろと言ってくれてありがとう、と。

 

 

だが実は俺も彼には感謝している。

高校時代に、俺にサッカーの才能があると言ってくれた事は無かったが(笑)卒業後の活躍で俺に喝を入れてくれた。

彼が大学野球のスターとしてニュースに出る度に俺も負けていられないと気持ちを奮い立たせてくれた。プロに入ってからの活躍は俺にとってとてつもない刺激になった。

 

俺が仕事にストイックでいられた大きな要因の1つだ。

 

 

 

最近も

仕事が上手くいかず落ち込んだ時に、たまたま乗ったタクシーで流れていたDAZNのCMに彼が出てきて

負けてられないな!と思った事がある。

 

 

 

この場を借りてお礼を言いたい。

 

 

 

1年生の時めちゃくちゃヤバイ担任の先生の長い終礼を一緒に耐えたり

めっちゃ怖い現代文の先生の授業を乗り切ったり

修学旅行で宮古島に行ったり

お互い先輩に良く思われていなかったので先輩の愚痴を言ったり(笑)

思い出せば本当に沢山あるが、同じクラスメイトとして誇りである。

 

 

 

食事をしながら、彼に

自分は凄いと実感する事はあるか?と聞いた。

 

 

彼は、俺はまだまだだと言った。

 

 

心底傲慢でナルシストなやつだと思った。

これだけの結果を出しながら

まだ成長できると言っているのだから。

 

 

 

俺も自分はもっと上に行けると信じているし

現状に満足なんてしていない。もっともっと仕事に向き合って成長していきたいと感じている。

 

 

 

良き友人であり

良きライバル。

 

 

業種は違うが

これからもお互い上を目指して頑張っていこう。

 

 

 

…ちなみに

来年セーブ王取れなかったら康晃が奢る事になっている。

 

また奢らせて貰えることを期待して

 

今日も1日頑張ろう!!!

 

 

 

 

Catch you later!

 

 

 

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