BLOG

アパレルでの再スタートについて


今日はアパレルをリスタートし【ミニマス】というブランドを始めた件についてお話ししましょう。

 

 

 

まずリスタートの1番の理由はズバリ

 

 

失敗したからです。笑

 

 

 

多角的に経営をしている今

上手くいっている会社もあれば、恥ずかしながら上手くいかない会社もあります。

 

 

 

その中で以前経営していたアパレルブランド【Christian Roland】に関しては決して上手くいっているとは言えない状況でした。

 

 

 

なんせ街中で偶然自分のブランドの服を着て頂いているのを見かけたのはたった1回しかありませんでしたからね(本当にありがとうございました。凄く凄く嬉しかったです。)

 

 

 

僕の経営者としてのモットーが

 

 

とにかくやろうと思ったならば

考える前に行動し、やりながら学ぶ

 

 

ということ。

 

 

要するにチャレンジすることに重きを置いています。

 

 

 

だってそうでしょ?

 

 

起業に関して言うと

どれだけ事前にリスクを回避したって失敗するリスクはゼロになんかならないのだから。

 

 

だからとにかくやってみるんです。

 

 

机上ではどれたけ上手く理論立てられても

 

実際経営する中でのライブ感や危機感や予想外のアクシデントなんて、机の上では味わえないものだから。

 

 

 

一歩間違えれば倒産するかもという危機感の元学ぶほうが、吸収できる知識も多くなります。少なくとも僕はね。

 

 

そんなスタンスで始めたアパレル事業。

 

 

 

悔しいことに失敗しました。

 

 

勿論全力で取り組ませて頂きましたし、どうやったらお客様に喜んで頂けるか必死に考えました。あれはあの時点での僕の全力です。

 

が力不足でした。

 

 

 

またご存知の方も多い事と思いますが、安易な考えで名前貸しをした結果多くの方々にご迷惑を掛けてしまったG&Rという件などもありました。

 

その件で失った信頼がアパレル事業の不振の1つであったことは間違いないですし

 

 

とにかく前回のブランドが上手くいかなかった理由

この責任は全て経営者であった自分の責任だと感じています。

 

 

 

そして、この敗因を深く掘り下げると

 

いわゆるインフルエンサーブランドと言われるブランドにありがちなコンセプト

 

 

自分が欲しいと思えるモノを作ります

 

 

 

このコンセプト設定がまずいけなかった。

 

 

そうです

自分が欲しいと思うモノは、世間は対して欲しいと思っていなかった。

 

 

自分を客観視することを常に意識していても

人前に出ると、ファンの方が沢山の肯定的な意見をくれるし、見ず知らずの人だってチヤホヤしてくれます。

 

 

街を歩くと多くの人が自分に注目してくれます。

 

 

 

だから世界80億人の人々が

自分が欲しいと思うモノに魅力を感じてくれるんじゃないか?と錯覚していたのかもしれません。

 

 

 

ですが、そうではなかった。

 

 

 

そしてもう1つの欠陥点。

 

 

それは

 

 

インフルエンサーの色がつき過ぎたブランドはファングッズのような認識をされてしまう

 

 

というモノです。

 

 

 

仮にプロダクトが良くても、1つのアパレル会社の商品と認定されずファングッズであると感じられてしまうんです。

 

 

そもそもインフルエンサーブランド自体に嫌悪感を感じる人も多くいます。

 

 

だから自分が広告塔になり、全面的に出ることでメリットもありましたが最終的に大衆からは1つの商品としては見てもらえませんでした。

 

 

また、どれだけ消費者としてハイエンドなモノに触れていたとしても

デザインの知識や能力に関しては素人でしかないということ。

 

 

天才的な人ならば

経験がなくとも感覚的なもので素晴らしいモノを作り上げられるかもしれないです。

 

 

でも知っての通り僕は

才能のある人間ではありません。残念ながらね。笑

 

また、以前パタンナーの方に

 

こういうデザインでお願いしたい

と伝えても、なかなか情熱的に取り組んでくれなかったことがありました。

 

 

その時は正直少しの憤りを感じましたが突き詰めて考えると、その道で何年も勉強していた方からすると

 

 

「こいつ素人のくせに

 

 

という気持ちがどこかにあったのでしょう。

 

 

 

知名度と影響力を利用してその業界の歴史や自分達が積み重ねてきた努力を踏み躙っていると捉えられてしまったのかもしれないですね。

 

 

 

勿論そんなつもりは毛頭ありませんでした。

 

 

 

ですが、そう思われてしまったのなら僕の伝え方にも落ち度はあったはず。

 

 

 

この原因も僕自身のアパレル業界への認識の甘さだったのかなと思います。

 

 

 

また価格設定も市場のニーズには合っていなかったし

コンセプトとしての詰めも甘かったように思えます。

 

 

だけど、一回負けたぐらいで諦めたくなかったんです。

 

 

 

簡単に敗走するなんて、僕の美学じゃないんですよ。

 

 

そもそもこれ、負けと思ってません。

 

 

勝ちの途中です。

 

 

アパレル事業を経営することは自分の夢の1つだったし

 

なにより、僕が人生の中で最も大切にしている哲学であるミニマリズムを

自分の会社が手がけた服を通じて感じ取って貰えて

 

 

そしてお客様のライフスタイルがよりシンプルになり

 

もっと大切なことに(それは家族との時間だったり、自分の趣味だったり)

によりフォーカスできる未来を提供できたなら

 

 

 

こんな嬉しいことってないじゃないですか!

 

 

 

だからまたチャレンジします。

 

 

今回チャレンジするにあたって改善したことは

 

 

・まず第一にブランド名の変更と、ブランドロゴの主張を究極まで削る。

 

 

 

・著名なデザイナーチームを招聘し、全権を委ねる

(今回ジュンハシモトのデザイナー橋本淳さんとクリエイティブディレクター本間英俊さん擁するデザインチームとガッツリ組ませて頂いています。勿論レディースラインも非常に優秀なスタッフ揃えております)

 

 

 

・世間のニーズに耳を傾けてもう少し柔軟に価格やラインナップを決める

 

 

 

・僕はあくまでマネジメントやPR戦略の考案等の裏方業務を主に担当しあくまで経営者としての業務をする。

(このブランドはインフルエンサーブランドではなく一流のデザイナーがデザインし、もっと本質的な所で競合他社と戦っているブランドだという認知をしてもらう)

 

 

 

といった所です。

 

 

 

そしてブランドのコンセプトもよりブラッシュアップしました。

 

 

我々の会社が伝えたいことは変わらず【ミニマリズム】です。

 

 

 

そして我々がこの会社を通してやりたいこと。

 

 

 

それはお金稼ぎではありません。

 

 

世界を変えたいんです。

 

 

 

 

きっと多くの人が笑うでしょうね。

 

 

でもいいんです。笑われるぐらいの夢の方が叶える価値があると思っているので。

 

 

 

僕は、数少ない上質でシンプルな装いで

整理整頓された空間で生活をすることで

 

 

思考がシンプルになり、より大切なことに集中できるようになることや

ブランドの威光を借りず、もっと自分の本質的な魅力で勝負する楽しさや、1着を大切にし、永く着ることの喜びを知って貰いたいのです。

 

これは僕自身の実体験をもとにした提案です。

 

そうすることで人々のライフスタイルをシンプルにしたいし

美しい地球を守りたいのです。

これは新たなサスティナブルな価値観の提供でもあります。

 

 

 

昨今、アパレルブランドはサスティナブルな取り組みに尽力しています。

 

 

 

先日拝見した海洋プラスチックを利用したトムフォードの時計はそれはそれはとても美しいモノでした。その取り組みには頭が上がりません。

 

 

 

でも、なぜ海洋プラスチックが生まれるのか。

 

 

 

それは捨てるからです。

 

 

残念ながら我々には海洋プラスチックをあんなにもエレガントな作品に仕上げる技術は持ち合わせておりません。

でも、もし世界中の人々に

数少ないモノを大切にメンテナンスして使う楽しさを知らせることができれば…

 

 

きっと多くのゴミ問題がクリアになるでしょう。

 

 

 

 

だから我々は全ての商品に対して

 

「永久に修理補償をする」

 

 

という取り組みをします。

 

 

 

長く使える上質でシンプルな服を売り

それを貴方が望む限り生涯掛けてメンテナンスすると約束します。

 

 

 

捨てる必要のない服を、シンプルで飽きのこない服を

流行とは隔絶された服を提供し貴方に出来るだけ永く使って頂くことで地球環境に貢献します。

 

 

 

勿論利益を追求するとしたらこの取り組みはナンセンスでしょう。

 

 

 

壊れたら新しいモノを!と促し

シーズンごとに購買意欲を刺激する服を提供した方が利益になります。

 

 

 

ですが、僕たちは先述した通り

儲けたいのではなく

 

このブランドを通じて

世界を変えたいのです。

 

 

 

だから、僕たちは

沢山の服が詰め込まれた煩雑なクローゼットの片隅にミニマスが収納されている、という状況を望みません。

 

 

美しく整理された数少ない服が収納されたクローゼットに、ミニマスの服が鎮座している

 

 

そんな状況こそが我々の理想です。

 

 

 

想像してみてください。

 

 

 

父から子へ

長年メンテナンスされたミニマスの洋服が受け継がれている未来を。

 

 

そんな未来が来たならば…

 

 

きっと我々の会社は

大して儲かっていないでしょうね()

 

 

 

そりゃそうです。

新しい服をじゃんじゃん買ってくれた方が儲かりますから。

 

 

でも世界はどうなっているでしょう。

 

 

 

今よりも素晴らしいものになっていると思いませんか?

 

 

 

それは僕の銀行口座の残高が少しばかりゴージャスな数字になっていることなんかより

もっともっと尊いことなんです。

 

 

 

そしてこれは何も自己犠牲と綺麗事だけで言っている訳ではありません。

 

 

 

これは多角的経営をしているメリットでもあるのですが

我がローランドグループホールディングスの収益の8割は美容事業が占めています。

 

 

 

シンプルな装いをすることでより、自分本来の肌の美しさや髪の美しさで勝負しようというマインドになるでしょう。

 

 

そうなれば今までファッションにかけていた予算を美容というものにかけてみようとなる可能性は多分にあります。

 

 

 

利益が1番のプライオリティではないにしても

ホールディングスとしての収益を考えると、実は合理的な取り組みだったりするんです。

 

 

お時間ありましたら是非

一度ホームページで商品をご覧になってください。

https://minimus.online/

シンプルですよね?

 

 

これならばファストファッションでもいいのでは?

 

 

 

そんな声が聞こえてくるようです。

 

 

 

でも、我々は

上質で高機能な素材を使用しています。

 

ジャケットはシワになりにくく360度ストレッチでパジャマにでもできる快適さであり、普通に洗濯する事が可能です。

 

ジャージはブルゾンチックで非常にエレガントな作りになっています。

そして90%を超える割合で国産の素材を使用しています。

 

原価率でいうと、全盛期のイチローの打率は優に超えていると断言しましょう。笑

原価の定義は曖昧なので、余談ですが参考までに輸送費やサンプル代はこの計算に入れておりません。

 

 

 

また、メンズに関してはジュンハシモトのデザイナー橋本さんの天才的なデザイン力によってシルエットはかなり洗練されたモノとなっていますし

レディースも優秀なデザイナーの元

シンプルさとスポーティーさの中に、見事に品格が同居しております。

 

 

同じくシンプルな服でも素材とシルエットによって、満足度は格段に変わることは皆様もよくご存じですよね?

 

 

それに加えて永久に保証するというサービスまで付与されているのです。

シンプルなデザインの割に初期コストとしては決してお安くないことは重々承知しています。

でも年単位で考えてみたら?

 

 

これが

 

「ミニマスを買うのならファストファッションでいいのでは?」

 

 

この問いへの、我々からのアンサーです。

 

 

 

手にとって頂ければ

我々の商品が長年付き合って頂けるそれであると感じて頂ける自信が、僕達にはあります。

 

 

 

ああ、長くなってしまいましたね。

 

 

元々文章を書くのが好きでつい情熱のあるカテゴリの話をすると長くなってしまう癖があるもので

 

 

 

最後まで読んで頂けた方

長文乱文にお付き合い頂き本当にありがとうございます。

 

 

 

ごちゃごちゃのクローゼットを前にして、思考までごちゃごちゃになっている貴方

 

 

 

安価な服を買っては捨てて、結局

「安物買いの銭失い」

になってしまっている貴方

 

 

 

 

流行を追いかけて、最新のファッションを着る義務感に疲れている貴方

 

 

 

自分本来の魅力で勝負する自信がないからという理由でハイブランドの服を着ている自分にどこか嫌気が差してきたそこの貴方

 

 

ミニマスの上質でシンプルな服を、一生かけて大切にしてみるのはいかがですか?

 

 

 

貴方が望む限り

我々は永久に修理しメンテナンスし貴方に寄り添うとお約束します。

 

 

僕と貴方が

ミニマスの商品を通じて長い付き合いになることを

 

 

僕は全力で願っています。

 

 

ではでは

 

 

 

Catch you later!

LATEST